Since May 2020
nutrition and SDGs

栄養とSDGs: 社会・経済の進化における不可欠な役割

社会経済開発と栄養改善の密接な関連性を解説。経済成長だけでなく、健康と栄養も持続可能な発展に欠かせず、国際機関のアプローチと栄養アセスメントによる持続可能性を探求
コラム

栄養不良と「5歳未満のこども」:国連の開発指標と挑戦

母親のリタラシーが子供の健康と栄養不良削減に果たす重要な役割に焦点を当て、国連の「5歳未満のこども」に関連する重要な開発指標とその意義を探求します。栄養不良削減のための国際的な取り組みと、母親のリタラシーが子供の未来に与える影響について紹介
コラム

【エビデンス】栄養疫学研究|FFQの妥当性検証

病気の予防には栄養が重要であると言われている。栄養と認知症、心疾患、癌などの病気との関係についての研究には人を対象とした研究が必要であり、そのために信頼性のある食物摂取頻度調査票(FFQ)が必須である。著者は現在ハーバード大学でこのFFQの検証を行っている。
コラム

【未知の感染症】COVID-19この1年

【未知の感染症】COVID-19この1年世界保健機関(WHO)が、新型新コロナウイルス(COVID-19)パンデミックに対して緊急事態宣言(2020年1月30日)を採択してから11ヶ月が経った。感染の猛威は第2波を経て第3波へと続いているが、ワクチン普及が終了するまで脅威はしばらくつづくと思われる。...
トランス脂肪酸

【トランス脂肪酸】食品への使用禁止:世界的の動きと日本の現状

トランス脂肪酸の規制と影響。米国の禁止。日本では食品への使用規制の法律がないので食成分表示の義務もない。
エビデンス

【エビデンスの質】エビデンスにはレベルがある

エビデンスにはレベルがある。質の高いエビデンスを得るにはそのための研究方法が必要である。因果関係の検証には複数の優れた研究方法から得られた結果が一致していると説得力がある。質の悪い研究を集めたメタ分析からは良いエビデンスは得るのは難しい。
コラム

【国連SDGs】戦略としての完全母乳栄養

6ヶ月完全母乳栄養はSDGsへの戦略である。完全母乳栄養の普及には、WHOコードの批准と法制化が必要である。しかし、あったとしても普及は難しい。現在、粉ミルクの市場は出生率の高い国で拡大しており、完全母乳栄養の推進は更に難しくなっている。
コラム

【国連プロジェクト計画の立て方】元WHOコンサルタントが考える6つのポイント

WHOから東ティモールの保健省が実施する「東ティモール国が直面している栄養改善を目的としたキャパシティ・ビルディング」の計画策定の仕事の依賴があった。この記事では国連プロジェクトを計画するときに考慮する重要な6つの項目に絞って解説したい。
コラム

【GDP大幅マイナス】SDGs とCOVID-19

【SDGs】COVID-19が持続可能な開発目標に与える影響COVID-19のパンデミックは、多くの国の人々の活動が抑制されるため、程度の差はあっても多くの分野で、SDGsの進行を遅らせるであろう。そして、それは世界のより貧しい人々に更に大きな影響を与えるはずである。最近、主要な国連ドナー国は、GD...
アントロポセンの人類の「食」

アントロポセンの「食」のあり方:サスティナブルなフードシステムにあったヘルシーダイエット

地球が新たな地質時代「アントロポセン」に突入し、人口爆発や環境破壊が進む中、持続可能な食のあり方が重要視されるようになった。健康で長寿につながる食事を提供すると同時に、地球の持続可能性に配慮した食料生産方法を導入する必要がある。EAT-Lancet委員会が立ち上がり、健康的な食事とサスティナブルな食料生産の目標を定義し、科学的合意を目指している。委員会は、食料生産方法が気候変動を軽減し、地球の持続可能性につながることを提唱している。