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トランス脂肪酸

【トランス脂肪酸】食品への使用禁止:世界的の動きと日本の現状

世界の多くの国でトランス脂肪酸の食品への使用を禁止している。米国では危険な食品と呼んでいる。マーガリンなどトランス脂肪酸を多く含む食品をとると心臓病や糖尿病に罹りやすくなる。日本には栄養表示がないので消費者は自分のたべている量が分からない。
エビデンス

【エビデンスの質】エビデンスにはレベルがある

エビデンスにはレベルがある。質の高いエビデンスを得るにはそのための研究方法が必要である。因果関係の検証には複数の優れた研究方法から得られた結果が一致していると説得力がある。質の悪い研究を集めたメタ分析からは良いエビデンスは得るのは難しい。
コラムby吉澤和子

【国連SDGs】戦略としての完全母乳栄養

6ヶ月完全母乳栄養はSDGsへの戦略である。完全母乳栄養の普及には、WHOコードの批准と法制化が必要である。しかし、あったとしても普及は難しい。現在、粉ミルクの市場は出生率の高い国で拡大しており、完全母乳栄養の推進は更に難しくなっている。
コラム

【国連プロジェクト計画の立て方】元WHOコンサルタントが考える6つのポイント

WHOから東ティモールの保健省が実施する「東ティモール国が直面している栄養改善を目的としたキャパシティ・ビルディング」の計画策定の仕事の依賴があった。この記事では国連プロジェクトを計画するときに考慮する重要な6つの項目に絞って解説したい。
コラム

【GDP大幅マイナス】SDGs とCOVID-19

【SDGs】COVID-19が持続可能な開発目標に与える影響 COVID-19のパンデミックは、多くの国の人々の活動が抑制されるため、程度の差はあっても多くの分野で、SDGsの進行を遅らせるであろう。 そして、それは世界のより貧し...
アントロポセンの人類の「食」

アントロポセンの「食」のあり方:サスティナブルなフードシステムにあったヘルシーダイエット

地球が新たな地質時代「アントロポセン」に突入し、人口爆発や環境破壊が進む中、持続可能な食のあり方が重要視されるようになった。健康で長寿につながる食事を提供すると同時に、地球の持続可能性に配慮した食料生産方法を導入する必要がある。EAT-Lancet委員会が立ち上がり、健康的な食事とサスティナブルな食料生産の目標を定義し、科学的合意を目指している。委員会は、食料生産方法が気候変動を軽減し、地球の持続可能性につながることを提唱している。