Since May 2020
Harvard/ハーバード大学

ハーバード大学 vs. トランプ政権:多様性教育の攻防

ハーバード大学への研究費削減と米国教育政策の転換米国の学術ジャーナルNatureは、トランプ政権がハーバード大学を含む米国の主要研究大学に対して研究費などを大幅に削減する内容の記事を掲載しています。米国メディアCNNはトランプ政権はハーバード大学が政権の政策要求に従わないと表明したことを受け、複数年...
sdgs

SDGsを「自分ごと」にするには?違和感と本質を問い直す視点

SDGsを「自分ごと」にするには無理がある?──持続可能な未来への違和感と問い直しSDGsという言葉が、当たり前のように日常に溶け込んできました。著者: 吉澤和子(Kazuko Yoshizawa)はじめにSDGsという言葉が、当たり前のように日常に溶け込んできました。しかし、その広がりの一方で、ど...
presentation

国際学会発表の最新動向:ポストコロナ時代の変化と戦略

著者:吉澤和子(Kazuko Yoshizawa)本記事は、2021年に書いた「オンライン学会の進化」の続編です。以前の記事はこちら → オンライン学会の進化:アメリカ栄養学会の事例から(2021年版・アーカイブ)はじめに著者は2017年から2023年の間、米国で研究をしていた時、何回かヨーロッパや...
international development

国連プロジェクト提案書の書き方:評価指標の選定ポイント

はじめにこれまでにTOR(Terms of Reference)に関する記事をご紹介してきましたが、筆者が実際にプロジェクト計画を立てる中で最も慎重になるのは「どの指標を選ぶか」です。適切な指標の設定は、現状分析から介入前後の比較、成果の提示に至るまで、すべてのステップでプロジェクトの説得力と透明性...
environment-climate

アメリカのパリ協定離脱と2050年の気候危機予測とは

著者:吉澤和子(Kazuko Yoshizawa)はじめに2025年、米国は再びパリ協定から離脱する決定を下しました。これは、2050年までの温室効果ガス排出削減目標の達成に深刻な影響を及ぼす可能性があります。本稿では、米国の離脱がもたらす具体的な影響を整理し、特に加盟国間での協力の遅れについて考察...
sdgs

ポストSDGsとは?次世代の国際目標を理解するために

SDGsは貧困、飢餓、疾病などの地球レベルの課題をMDGsから引き継いだ。「ポストSDGs」は、今後、進捗検証から明らかになるか、貧困と気候変動の重要課題は斬新な取り組みが必要である。
project management

国連プロジェクトTORの書き方:構成・注意点・実例付き

TORの理解はプロジェクトやミッションの成否に関わる重要な要素です。適切な方針や目標の把握、役割や期限の誤解を防ぎ、円滑なコミュニケーションを促進し、成功に向けた協力を確保します。TORの理解はプロジェクトやミッションの成否に関わる重要な要素です。
nutritional epidemiology

認知症とビタミンD:安全な日光浴と栄養対策とは

ビタミンD欠乏症が認知症、特にアルツハイマー病と関連している可能性が指摘されている。食習慣と日光浴習慣の見直しが必要である。日光浴については、メラノーマのリスクを考え理性的な習慣を心掛ける。サプリメントは賛否両論があり更なる情報が必要である。
econoimics

SDGsとケイパビリティ・アプローチ:アマルティア・センの視点

センの提唱した「ケイパビリティ・アプローチ」は、人間の能力や自由を評価し、単なる経済成長だけでなく人間の幸福と発展を中心に据えた開発戦略を示した。また、彼の性差に関する研究は、SDGsの一環としてのジェンダー平等の重要性を強調した。
nutritional epidemiology

日本でトランス脂肪酸が禁止されない理由とは?

多くの国がトランス脂肪酸の使用を禁止しているなか、日本はまだ規制がない状況である。これには主に日本人のトランス脂肪酸の摂取量がWHOの推奨値や米国人の平均値よりも低いという見解が影響しており、これらの指標だけで規制を論じることには疑問が残る。より包括的で客観的な情報を考慮することが必要である。