Since May 2020

コラム

severe acute malnutrition

国連のF-75、F-100: 重症栄養失調治療用ミルク – 子供の生存率向上の鍵

F-75とF-100治療用ミルクを通じて、重症栄養失調(SAM)の子供たちの生存率向上の鍵を探ります。この包括的な記事でSAMとその症状、栄養治療の重要性について解説
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【SDGs】国連児童基金 UNICEFと国連世界食糧計画 WFPの活動

ユニセフは治療用乳製品 F-75(中程度栄養不良用)やF-100(重度栄養不良用)を無償で提供している: 急性下痢症の治療として抗生物質の投与や経口補水塩(Oral Rehydration Salts; ORS)が与えられるが、栄養管理も入院と同時に始まる。
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栄養不良と「5歳未満のこども」:国連の開発指標と挑戦

母親のリタラシーが子供の健康と栄養不良削減に果たす重要な役割に焦点を当て、国連の「5歳未満のこども」に関連する重要な開発指標とその意義を探求します。栄養不良削減のための国際的な取り組みと、母親のリタラシーが子供の未来に与える影響について紹介
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【エビデンス】栄養疫学研究|FFQの妥当性検証

病気の予防には栄養が重要であると言われている。栄養と認知症、心疾患、癌などの病気との関係についての研究には人を対象とした研究が必要であり、そのために信頼性のある食物摂取頻度調査票(FFQ)が必須である。著者は現在ハーバード大学でこのFFQの検証を行っている。
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【未知の感染症】COVID-19この1年

【未知の感染症】COVID-19この1年世界保健機関(WHO)が、新型新コロナウイルス(COVID-19)パンデミックに対して緊急事態宣言(2020年1月30日)を採択してから11ヶ月が経った。感染の猛威は第2波を経て第3波へと続いているが、ワクチン普及が終了するまで脅威はしばらくつづくと思われる。...
トランス脂肪酸

【トランス脂肪酸】食品への使用禁止:世界的の動きと日本の現状

トランス脂肪酸の規制と影響。米国の禁止。日本では食品への使用規制の法律がないので食成分表示の義務もない。
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【国連SDGs】戦略としての完全母乳栄養

6ヶ月完全母乳栄養はSDGsへの戦略である。完全母乳栄養の普及には、WHOコードの批准と法制化が必要である。しかし、あったとしても普及は難しい。現在、粉ミルクの市場は出生率の高い国で拡大しており、完全母乳栄養の推進は更に難しくなっている。
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【国連プロジェクト計画の立て方】元WHOコンサルタントが考える6つのポイント

WHOから東ティモールの保健省が実施する「東ティモール国が直面している栄養改善を目的としたキャパシティ・ビルディング」の計画策定の仕事の依賴があった。この記事では国連プロジェクトを計画するときに考慮する重要な6つの項目に絞って解説したい。
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【GDP大幅マイナス】SDGs とCOVID-19

【SDGs】COVID-19が持続可能な開発目標に与える影響COVID-19のパンデミックは、多くの国の人々の活動が抑制されるため、程度の差はあっても多くの分野で、SDGsの進行を遅らせるであろう。そして、それは世界のより貧しい人々に更に大きな影響を与えるはずである。最近、主要な国連ドナー国は、GD...
アントロポセンの人類の「食」

アントロポセンの「食」のあり方:サスティナブルなフードシステムにあったヘルシーダイエット

地球が新たな地質時代「アントロポセン」に突入し、人口爆発や環境破壊が進む中、持続可能な食のあり方が重要視されるようになった。健康で長寿につながる食事を提供すると同時に、地球の持続可能性に配慮した食料生産方法を導入する必要がある。EAT-Lancet委員会が立ち上がり、健康的な食事とサスティナブルな食料生産の目標を定義し、科学的合意を目指している。委員会は、食料生産方法が気候変動を軽減し、地球の持続可能性につながることを提唱している。