Since May 2020

国際開発(International Development)

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実装の中で失われる問い:SDGs評価とケイパビリティ・アプローチ

SDGsにおける栄養指標の評価は、平均値の改善を示す一方で、現場の不平等や女性の負担を見えにくくしているという指摘がある。日本語サマリーSDGsにおける栄養指標は、多くの国や地域で「改善」を示してきた。しかしその数値の背後で、現場の不平等、女性の負担、選択の自由の欠如が十分に捉えられてきたとは言い難...
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なぜ今、アマルティア・センの「原点」に立ち返るのか

日本語サマリー国際開発や公衆衛生の分野では、近年「実装」や「成果指標」が強く求められている。しかし、数値として測定される改善は、本当に人々の生存や尊厳を捉えているのだろうか。本稿では、アマルティア・センの思想の原点である飢饉分析や人間開発の視点に立ち返り、指標が本来持っていた倫理的意味を再確認する。...
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アマルティア・センはなぜ「ベンガル飢饉」を分析したのか: ベンガル飢饉・栄養・ジェンダーから始まった人間開発の思想

アマルティア・セン(Amartya Sen)の思想は、「貧困」や「経済成長」という抽象的な議論から始まったわけではない。その出発点にあったのは、人がなぜ餓死するのか、そしてなぜ食料が存在していても命が失われるのかという、きわめて具体的な問いであった。本稿では、センの初期研究の中核であるベンガル飢饉の...
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栄養指標がSDGs評価で歪む瞬間

国際開発やSDGsの文脈において、栄養は「比較的測りやすい分野」だと見なされてきた。身長、体重、BMI、発育阻害率(stunting)、低体重率(underweight)、貧血率、カロリー摂取量。これらは数値として把握しやすく、時系列での改善も示しやすい。そのため栄養分野は、SDGsや国際機関の進捗...
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ビタミンA欠乏はなぜ今も命を奪うのか ― 最も費用対効果の高い栄養介入

Summary(日本語)ビタミンA欠乏は、乳幼児死亡と強く関連する栄養問題として、数十年にわたり国際的に対策が進められてきた。安価で効果的な介入手段が確立しているにもかかわらず、現在も多くの国で完全には解決していない。本稿では、ビタミンA欠乏がなぜ命を奪うのか、そのメカニズムと、なぜ「分かっているの...
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4大栄養素欠乏症とは何か ― なぜ鉄・ビタミンA・ヨウ素・亜鉛なのか

Summary(日本語)世界の栄養課題の中で、鉄、ビタミンA、ヨウ素、亜鉛の欠乏は「4大栄養素欠乏症」として長年重視されてきた。本稿では、なぜこの4つが特別視されてきたのかを整理し、それぞれが死亡、発達、学習、生産性にどのように影響するのかを概観する。4大栄養素欠乏症は、個別の健康問題ではなく、社会...
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乳幼児死亡の多くはなぜ栄養不良と関係しているのか ― 医療だけでは救えない命

Summary(日本語)乳幼児死亡の多くは、下痢や肺炎などの感染症が直接の死因として記録される。しかし国際機関の評価では、これらの死亡の約45–55%に栄養不良が基礎的要因として寄与しているとされる。本稿では、栄養不良がどのように感染症の致死性を高め、なぜ医療介入だけでは死亡を十分に減らせないのかを...
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貧困はなぜ栄養不良として現れるのか ― 所得指標では見えない現実

Summary(日本語)貧困はしばしば所得や消費によって測定されてきた。しかし、こうした経済指標だけでは、人々が直面している脆弱性や生活の質を十分に捉えることはできない。本稿では、貧困がなぜ「栄養不良」という形で現れるのかを整理し、栄養指標が所得指標では見えない現実を映し出す理由を論じる。栄養不良は...
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【続編】国連プロジェクトTORの書き方:成功する構成と注意点

国連のエキスパートとしての仕事を始める際、TOR(任務遂行要項)を充分に理解する必要があります。TORはミッションの詳細を示す文書であり、役割、責任、及び目標を明確にします。ミッションの遂行において、TORに基づき進捗を管理し目的を達成します。
プロジェクトマネジメント(Project Management)

TORを読み解く技術:国際開発プロジェクトの設計に活きる現場からの考察

著者には、WHOから東ティモールの保健省のキャパシティ・ビルディング計画の依頼が届いた。この計画は日本のODA(政府開発援助)で進め、東ティモール国民の栄養改善が目的。記事では国連プロジェクト計画の6項目に焦点を当てる。